広島かきの生産量等

広島県内のかき養殖場

広島県内のかき養殖場は、広島湾内の陸地や島の近くにその多くが集中しています。

これは、風や波浪の影響を出来るだけ避けることや、河川から流入する栄養分がかき養殖にとってとても重要だからです。

 

 

生産量

広島かきは、広島湾北部を中心に養殖、生産されています。

令和2年(暦年)の広島県全体の生産量は、17,358トン(むき身)で日本全体の62.5%を占めています。

一方、かきは世界各国で養殖されていますが、日本は、中国、大韓民国、アメリカに次ぐ世界第4位の生産量となっています。

 

 

世界主要国のかき生産量 単位:千トン(から付き)

FAO資料)注1.暦年 注2.生産量は養殖と漁業を合わせたもの

 

 

 

県別生産量 単位:トン(むき身)

(農林水産省:漁業・養殖業生産統計年報)注.数値は暦年 平成24年より海面養殖業収獲統計調査のかき類が殻付き重量のみを表章することとなり、むき身重量は広島県で推定した値。

 

 

 

生産金額

中国農林水産統計年報によると、広島県の平成29年の海面漁業と養殖業の総生産金額は約254億円で、そのうちかき養殖の生産金額は約166億円で海面漁業生産額の約65%を占めています。

 

出荷先

広島かき生産出荷指針によると、令和3年度(7月~翌年6月)の広島かきは、生産量の約38%が生鮮用として出荷されます。

主に、東京、大阪、名古屋といった大都市に出荷されますが、その他日本各地にも出荷されています。残りの約62%は冷凍、干しかき、缶詰(くんせい)などに加工されます。

生鮮及び加工されたかきは、日本国内だけで消費されるのではなく、香港、台湾、中国、タイ、シンガポールといった外国にも輸出されています。

 

経営体数

広島かき生産出荷指針によると、広島県内のかき養殖業者の数は、令和2年度は296経営体(広島県水産課調べ)です。一番多いときは、昭和42年で、約1000経営体でしたが、少しずつ減少しています。

 

© 2000 (公財)広島市農林水産振興センター水産部
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