打ち娘さん今昔
広島ではむき身作業に従事する人を「打ち娘」又は「打ち子」(どちらもうちこと読みます)と呼びます。熟練した打ち娘さんは、一日(実働8時間)に、平均3200個のかきをむき、そのむき身重量は25~62kgにもなるといいます。
昭和24年当時のかき打ちの様子(Cahn,1950より)(写真左)
現在(昔とあまり変わっていませんね)(写真右)
かき打ち色々
かきをむき身に加工することを広島地方では「かき打ち」と呼びます。かき打ちに使用する道具もかき打ちと呼びますが、 広島地方では、短い木の棒の先に鉄のハーケンを直角に打ち付けた手鈎状の道具を使うのが特徴です。全国的にみてもい わゆる「かき打ち」を使用するのは、広島に限られているようで、宮城、岡山、兵庫、岩手など、他の産地ではナイフタ イプが主流のようです。
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